A.K
2020年度入社
商品開発部 液体開発一グループ (2023年9月時点)
携わっている業務の内容を教えてください
外食業界向けのつゆやだしなど
業務用の液体商品を開発
打ち合わせや書類作成なども行います
加工メーカー、外食業界向けにめんつゆや白だし、かつお節を中心としたエキスなどの業務用液体商品を開発しています。
事業部から味の要望を受け、試作をします。
味覚は人によって感じ方が変わるため、幅広い方の意見を取り入れて微調整を行います。
実際に料理を作って味の確認を行う場合もあります。
工場で商品を製造するための打ち合わせや、商品パッケージ情報の作成も仕事のひとつです。
TIME SCHEDULEスタッフの一日
- 8:00
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出社、メール確認
- 8:30
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ミーティング
- 9:00
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書類作成
- 13:00
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打合せ
- 14:30
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試作検討
- 17:00
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退社
どんな知識を得られ、経験や技術を習得できましたか
仕事をスムーズに進める上で
さまざまな情報を聞き出すための
コミュニケーション能力がアップしました
仕事を通じてコミュニケーション能力が高まったと思います。
商品を完成させるまでには多くの人が関わっているので、こまめなコミュニケーションは欠かせません。
商品の開発をするにあたって具体的な指示があった方が分かりやすいのですが、お客様によっては漠然としたイメージしか持っていない場合も少なくありません。
必要な情報を聞くため相手に合わせた話し方をするなど、多方面からものごとを考えられるようになりました。
技術的な面では、味の強弱や甘味の違いなど、細かい部分に気づけるようになりました。
色々な調味料を組み合わせ、お客様の求めている味をカタチにできた時は喜びを感じる瞬間です。
自分が作った商品が工場で製造され、世の中の人たちに食べていただけることは、開発に携わっている仕事のやりがいを感じられる部分です。
成功談を教えてください
新領域開発プロジェクトに参加して
商品の開発に携わることで
新たな知見の構築につながりました
『「白だし」で鶏肉を漬け込んだ時の調理効果を確認する』新領域開発プロジェクトに参加しました。
検討の結果、おいしさはもちろん、ジューシーさの保持や鶏肉臭の軽減などの効果を確認することができ、より安価で効果の高い専用の調味料を発売することができました。
漬けた鶏肉はその後揚げたり焼いたり、さまざまな料理に使用できます。
どのくらいの濃度で、どの程度の時間漬けておけばよりおいしくなるのかを調べるため、濃度と時間を変えながら検証し、その結果を社内でプレゼンしました。
新領域開発プロジェクトに参加でき、私自身も新たな知見の構築に繋がりました。
新しい商品の開発はゼロからのスタートだったので、検証する中でも失敗したり、仮説とは異なる結果が出たり、
行き詰まることも多く大変でしたが、繰り返し検証を行い、商品化に繋がり評価していただきました。
思い通りにいかず辛いこともありましたが、チャレンジして良かったと感じました。
失敗談、その時の周囲のフォローについて教えてください
失敗することもありますが
先輩方や上司の手厚いフォローのおかげで
成長することができました
予定していた業務の期限を過ぎてしまったことがありました。私は慌てて頭が真っ白になってしまいましたが、先輩や上司が的確にアドバイスをくださり、フォローしてくださったおかげで事なきを得ました。
納期に間に合わない時は営業がスケジュールを再設定してくださるなど、助け合いながらチームで仕事をしていると実感でき、本当に心強いです。
入社してすぐの時は、先輩から「失敗を恐れず色々チャレンジしたほうがいいよ」といった言葉を掛けてくださり、技術面だけでなく精神的にも手厚くフォローしてくださり、本当に感謝しています。
これからのキャリアで目標としていることは?
ヤマキが蓄積してきたノウハウを生かし
開発者ならではの視点と知識で
世の中に合った商品を開発したい
ヤマキが100年以上かけて蓄積してきたノウハウを使って仕事ができるということは本当にありがたいことです。
例えば、カツオは季節や漁獲した地域によって脂肪分が違うことがあり、かつお節に加工されたのちにも、そのばらつきは残ってしまいます。
しかし、ヤマキはその原料のばらつきを商品特性によって使い分けることが可能です。『脂肪の少ないかつお節はきれいに削れるため「花かつお」に』、『脂肪の多いかつお節はコクを出しやすいので「だしの素」や「つゆ」に』といったように、それぞれの商品に合った原料を使用しています。
こういった蓄積してきたノウハウをうまく生かし、世の中の変化に合わせた商品開発やレシピの提案をしていきたいです。
そして、私は人と関わることが好きなので、開発者ならではの視点と身につけてきた知識を、お客様と共有する、そんな場も提供していきたいです。
ヤマキに入社しようと思ったポイントは?
自信を持って商品を提供できる仕事で
多くの人々の健康に携われると思ったから
両親の影響で幼い頃から食に興味があり、大学でも食に関する学部を専攻していました。
その授業の中で、食事が取れずに衰弱していく人を目の当たりにしたことで、食の大切さに改めて気付かされ、人の健康に関われて、自分が自信を持って紹介できる商品を提供できる仕事に就きたいと考えるようになり就職先も食品メーカーをメインに考えていました。
ヤマキなら、かつお節やだしを使った商品が多く、人々の健康に少しでも貢献できるのではないかと考え、選びました。
就活生へのメッセージ
就職活動で辛くなったら
自分に合った方法でストレスを発散し
どんどんチャレンジしましょう
就職活動は精神的にも体力的にも辛くなることがあると思います。そんな時、一人で抱え込まず友人に話を聞いてもらったり、美味しいものを食べに行ったり、自分に合ったストレスの発散方法を大切にしてください。
私は就職活動で本当に苦労したため、ストレスを溜め込んで精神的にも参ってしまった時期がありました。
しかし、その時に頑張ったからこそ、今、ヤマキという素晴らしい会社で働けています。
周囲の同級生達が内定をもらっていく中で、焦ったり、食品メーカーではない会社を選んでも良いのではないかという気持ちになったりもしましたが、今はやはり諦めずに貫いて良かったと思えます。
周りの意見を聞くことも大切ですが、最後は自分の意志を貫いて、納得できる就職活動にしてください。世の中には会社がたくさんあるので、モチベーションを下げずどんどんチャレンジしてほしいです。