K.K

2018年入社

原料部

携わっている業務の内容を教えてください

乾物原料の中で煮干をメインに担当
新しい「いりこ」を探したり
品質のチェックをしたりしています

かつお節、煮干、昆布、椎茸など、原料の仕入れ、管理を行う部署で煮干をメインに担当しています。ヤマキの商品は花かつおやだしの素の固体製品からめんつゆや白だしなどの液体商品まで幅広くありますが、そのほとんどに乾物原料が使用されています。
これらの商品を供給し続けるため、原料の生産者や問屋との商談を行ったり、入札買いに参加したりしてすべての商品の元となる原料を集めています。

例えば、同じいりこでも産地や環境によって色味や食感、味などが大きく異なります。
瀬戸内産のものは柔らかくて白く、千葉県などで獲れる外海のいりこは硬くて黒いものが多いです。
それは、どちらが良くてどちらが悪いということではなく、商品で求められている味や食感によってどれを選ぶかが変わってきます。

そのため、新しい種類のいりこを探したり、日々入荷される原料に問題がないかチェックしたり、加工に適しているかどうかを調べたり、原料に関するさまざまなことを引き受けています。

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どんな知識を得られ、経験や技術を習得できましたか

作りたい味を出すために
時期や保存方法などによって異なる
原料の特徴を知ることができました

乾物原料に関するさまざまな知識が得られます。
それぞれの原料がどのように製造されているのか、どういった違いがあるのか、同じかつお節でもどのようなものが良いとされているのか、花かつおにするならどういったものが適しているのか、現在の水揚げ量はどうなっているかなど、知らなければならないことも多岐に渡ります。
そして、原料が商品にどのような影響を与えるのかといった知識も必要です。

例えば、カツオは1年を通じて獲れますが、ずっと同じ味なわけではありません。
季節によって脂が多かったり、少なかったりするのも特徴のひとつ。
そして、一般的には脂が少なく身が締まっている方が良いとされています。
ただし、ラーメンのスープは脂が多く入ったカツオの方が好まれる場合もあります。

作りたいものや出したい味などによって求められることも異なるため、そういった幅広い知識を持っておく必要があります。
この知識は原料部だけが必要というわけではなく、商品開発や営業、生産など、今後違う部署で働くことになったとしても、損することはなく、役にたつ知識だと考えています。

成功談を教えてください

今まで手書きで保存していた
原料に関するデータのデジタル化が
業務効率のアップに繋がりました

前任者から引き継いだ業務をデジタル化して上司から評価してもらえたことがあります。
原料の検品や出庫に関わる業務だったのですが、以前は紙に記録して管理されていたため、見つけにくかったり外出先でデータを見たい時に会社の先輩にお願いして画像を送ってもらったりしなければならず、やりにくさを感じていました。
そこで、データのデジタル化を会社に相談したところ、実用化できるのであればやろう、という回答をいただいたため、データのデジタル化に取り組みました。

同じ部署の先輩方も私のやり方をすんなりと受け入れてくださり、今ではアナログからデジタルのやり方にシフトチェンジしています。
データの整理がしやすかったり、出先で必要な情報を閲覧できたり、私だけでなく先輩方にもデジタル化の魅力を分かっていただき、仕事がやりやすくなったとお褒めの言葉もいただきました。
作業の大幅な短縮に繋がったことも多いため、今後もデジタル化できる業務があれば取り組んでいこうと考えています。

その時の周囲の反応はどうでしたか?

お世話になっている上司や先輩に
得意分野で貢献できたことで
モチベーションが上がりました

ベテラン社員の多い部署なので、デジタル化のような新しい改革は自分達にはない取り組みだったと高く評価してもらえました。
特に、社内だけの作業ではなく、出先で資料を見たい場合も少なくありません。
働き方改革によってリモートワークでの作業も増えており、データ化された資料を自分で、見たい時に閲覧できることの重要性は以前よりも増しています。

そのため、今後もデジタル化を推進していってほしいと、言われています。
自分の得意なことでいつもお世話になっている先輩や上司に貢献できると思い、仕事へのモチベーションが上がりました。

これからのキャリアで目標としていることは?

どの産地のどういった原料を使えば
どんな味になるのかを
もっと磨いていきたいです

現在一番の目標は、原料に関する知識をさらに深めて取引先との信頼関係を強いものにしていくことです。
例えば、商品が出来上がった時、目指していたものと同じような味にならなかった場合、何が原因なのかを見抜く力が先輩社員に比べて足りていません。

原料は産地や時期、加工方法や保存方法など、いろいろな要因で結果が変化します。そのため、どの過程を変えればより出したい味に近づけることができるのかといった知識や経験を積んでいく必要があります。
仕事は奥が深く、理想はまだまだ先にあります。

原料部は業務の特性上、どうしても勤続年数が長くなりやすい部署です。
そのため、取引先とも長く関わり続ける可能性が高いです。
ヤマキの担当者として、取引先からも信頼を得ていくためにはしっかりと原料への知識を蓄え、コミュニケーションをとることが必要になります。
そのために、日々の業務で経験を重ねていきたいです。

ヤマキに入ってよかったことを教えてください。

新しいものを取り入れ
日々進化を続ける先輩方に
刺激を受けています

私の部署はどちらかというとベテラン社員が多く、今までさまざまなことを相談してきました。
その1つひとつにしっかりと答えていただくことができ、本当にありがたいです。
みんな経験豊富なので、私のミスやトラブルに関する相談でも真摯に対応してくださるのでとても働きやすいです。

ベテラン社員の多い部署だと昔のやり方や古い考えによって自分の色が出しにくいと思われるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。
若手の意見もしっかりと聞いてもらうことができ、新しいものを取り入れながらベテラン社員の方々も日々進化しています。
だからこそ、私も負けずに進化を続けていかなければならないと感じさせられます。

ヤマキに入社しようと思ったポイントは?

日本で生まれた和食を
受け継ぎ、広めていくことが
ヤマキならできると思いました

就職活動をするにあたって、自分が好きなこと・やりたいことを考えた時、もともと料理が好きで、食べることも好きだったので食品業界で働きたいという思いがありました。
ヤマキの選考を受ける際も、出身は神奈川県なので東京でも選考を受けられたのですが、本社を見ておきたいと思い、愛媛で選考をさせていただくことになりました。
駅から徒歩で会社に向かうと、工場が近づくにつれてかつお節の香りが漂い、周囲を包んでいたのが印象的でした。

食という大きな枠の中でも和食は世界に広まりつつありますが、その反面、国内の食卓では和食が少しずつ減っているような気もしています。
和食は日本で生まれたもので、各家庭に受け継がれてきたものなのに、それが少しずつ減ってしまっていることは残念なことです。
だからこそ、和食に貢献できそうな「鰹節屋・だし屋、ヤマキ。」に就職することを決めました。

就活生へのメッセージ

就活は自分を見つめ直す機会
自分が全力を出し切れる会社を
頑張って見つけてください

就職活動は悩んだり苦しんだりすることも多いと思いますが、単に就職先が決まるということではなく、自分はどういう人間なのかを見つめ直す良い機会でもあると思います。
自分は何者なのか、何ができて、どういった方向に進みたいのか、しっかりと見つめ直し、考え、自分を活かせる職場を見つけるための期間だと考えています。
そのため、何に重きを置いて会社を選ぶのか、また、選ぶ会社は全力を出し切れる良い会社なのか、事前に調べることも重要だと思います。

いまどき、転職することも珍しくはないかもしれませんが、ダメだったらその時考えれば良いと思って就職活動をしている方はほとんどいないと思います。
一生同じ会社で働き続ける可能性も高いので、できれば入社後に後悔しないよう、妥協せずに頑張ってやり抜いてもらいたいです。

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TIME SCHEDULEスタッフの一日

8:00

出社

8:00〜9:00

メールチェック(緊急な連絡の確認)後、入荷原料の検品

9:00

部内でのミーティング

9:30

取引先との連絡(状況確認等)、工場への原料出庫の手配、各種事務作業

13:00

煮干の入札会

15:00

原料検品

16:00

各種事務作業、翌日の準備

17:00

退社

新卒採用サイト|ヤマキ株式会社