1. だし・かつおぶしのヤマキTOP
  2. 塩ちゃんこ鍋つゆのおいしさの秘密
  3. ヤマキが惚れ込んだ自然海塩「石垣の塩®」

ヤマキが惚れ込んだ自然海塩「石垣の塩®」

珊瑚礁が海を育む塩を求め、石垣島へ

石垣島でも最も大きな湾、島西部に位置する名蔵湾のそばに、その工房はあります。1997年、塩の専売法改正を転機に、その後2年の準備期間を経て塩作りを始めた株式会社石垣の塩。もとは海産物の生産業を営んでいた代表・東郷氏やその家族を中心として、当初はたったの5人でスタートした小さな塩工房でした。「塩の生成方法は、日本で古くから行われてきた製法を参考にしました」

そう語るのは、塩工房の製塩装置の開発に携わった安富真吾工場長。原料は海水だけというシンプルさ。それをあえて低温乾燥、天日干しといった手間のかかる製法で加工しているのには理由があります。「名蔵湾の沖には、沖縄でも有数の豊かな珊瑚礁が形成されています。そのため、海水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれているのです。この恵みを生かすためには、普通の精製塩のような大量生産方式では無理。作れる量も限られます。それでも試行錯誤を重ねながら、美味しいミネラル分だけを残す特許技術を開発し、何とか製造にこぎつけたのです」

自分の”適塩”が感覚で分かる。塩カドが立っていないまろやかな塩

石垣の塩®の美しさは、シンプルな”塩むすび”で食べると一番分かりやすいと安富さん。「名蔵の海の珊瑚礁が育んだミネラルが含まれているので、海水の組成自体が他の海とは違うんです」
より深みがある味が楽しめるという天日干しの塩を試しに舐めてみると、すぐに納得。海の底力を感じるほのかな苦み、その後にじわり広がるかすかな甘さ。これだけ味に奥行きがありながら、不快な”塩カド”を全く感じさせないのが不思議です。 「それが、大量生産の精製塩とは違う、海水100%の自然海塩の美味しさ。塩味がでしゃばらないから、繊細なだしのうま味も引き立つし、素材の味をしっかりまとめてくれるのです。
健康志向の現代人はよく”減塩”と言うけれど、その考え方は僕らからするとちょっと違って、要は塩の”中身”の問題。もともとカラダの中に海を抱えている人間にとって、塩は欠かせないものですからね。僕らは無理のある減塩よりも、美味しく食べて満足できる”適塩”という考え方を提案しています」

安富真吾工場長

石垣島の海塩に含まれる栄養は右の通り。独自の製法によって程よくミネラルを残しているので、まろやかで奥行きのある味わいが生まれるのです。
(試験分析:財団法人沖縄県環境科学センター)

石垣の塩 (原材料:海水)

栄養表示(製品100g中)

成分表示(製品100g中)