食文化への取組み

 和食は、地域の新鮮で多彩な食材を大切にし、四季おりおりの自然の恵みに対する感謝の心とこれを大切にする精神に支えられ、地域や家族をつなぐ日本人の生活文化です。
 和食は、米飯を主食とし、ご飯に合った多様な汁・菜・漬物によって構成される献立を基本に、正しく箸や椀などを使う日本の食習慣です。味わいは、だしのうま味をベースとし、醤油、味噌、酢などの伝統的な調味料を用いてつくられます。伝統的なすしや郷土の食、うどんや蕎麦などの粉食、また日本で育まれ培われて日本人の生活に定着しているものも和食といえましょう。
 和食は、多種、多様な食材の利用を通じて、日本人の健康に寄与することが期待されます。

(出典:『和食の心とかたち』~ 一般社団法人 和食文化国民会議)

ヤマキでは、「鰹節屋・だし屋」として、和食の原点を見つめ、少しでも和食・食文化の伝承に貢献できる活動を自身でまたは多くのパートナーとともに進めています。

“だし”をもっと、日本中へ、そして世界へ。

 なんとなく、“だしはいいもの”という印象を持っている方は多いですが、その効果を話せる方は多くありません。“だし”には、おいしく減塩できたり、野菜をおいしくしたり、心をホッと落ち着かせたりと、言われてみればそうだったと気づくいいところがたくさんあります。ヤマキでは、そんなだしのいいところを再発見してもらうことで、もっと、だしを使って料理をする方を増やしていく活動をしています。だしが、もっと日本中へ、そして世界へ広がっていくことを目指して活動していきます。

一般社団法人 和食文化国民会議への参画

 一般社団法人和食文化国民会議(略称:和食会議)は、和食文化を次世代へ継承するため、その価値を国民全体で共有する活動を展開しています。
 ヤマキは、当該法人に発足当時より企業正会員として参画し、企業相談役として、あるいは部会のひとつ技・知恵部会では幹事として積極的に参画しております。

一般社団法人和食文化国民会議

特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンターとの協働

 うま味インフォメーションセンター(略称:UIC)は、うま味についての情報をグローバルに発信する活動を行っています。
 ヤマキはうま味インフォメーションセンターと歩調を合わせ、”だし”を世界中の人々に伝えていくべく取り組んでいます。

特定非営利活動法人うま味インフォメーションセンター

だしの健康価値研究の推進

 かつお節由来ペプチドの食後血糖値上昇抑制作用の研究やリラックス作用の研究等、未来につながるだしの価値の研究を進めています。

日本かんぶつ協会への参画

 日本かんぶつ協会は、かんぶつ(乾物・干物)に関する普及啓発等様々な事業活動を行うことで、生活者の食生活の向上による健康増進や食文化の育成、および国内の農林水産業・かんぶつ製造業等の発展に寄与することを目的としています。
 ヤマキは、理事として参画しております。昨年度は、「だし」に関する講演を行いました。

農林水産省「Let’s!和ごはんプロジェクト」への参画

 「Let’s!和ごはんプロジェクト」は、忙しい子育て世代に、子どもが身近・手軽に「和ごはん」を食べる機会を増やしてもらうため、企業等の新たな商品・サービスの開発・販売、子ども向けメニューの展開等を促進するためのプロジェクトです。
 このプロジェクトを通じて、味覚が形成される子どものうちに、和食の味や食べ方の体験の機会を増やし、ユネスコ無形文化遺産に登録された和食文化の保護・継承につなげていくことを目指していますが、ヤマキもこの主旨に賛同して参画しています。