春キャベツを楽しもう!選び方から絶品レシピまでご紹介!

春の訪れとともに、店頭にはさまざまな春野菜が並びます。その中でもよく見かける春キャベツは、他の季節と比べて柔らかく、みずみずしさが増すのが特徴です。この記事では、春キャベツの魅力や選び方、絶品レシピまでご紹介。新鮮な春キャベツのみずみずしさと、かつお節がプラスする風味を味わいながら、春の食卓を彩りましょう。

1.春キャベツと冬キャベツの違いって?

キャベツは出荷時期によって大きく「春キャベツ」と「冬キャベツ」の2つに分けられます。「春キャベツ」は、秋に種をまき、春から初夏にかけて収穫され、「冬キャベツ」は、夏に種をまき、冬に収穫されます (注1)。「春キャベツ」と「冬キャベツ」は、収穫時期だけでなく、味わいや食感、選び方、調理法も異なります。それぞれ見ていきましょう。

・味わいや食感の違い
「春キャベツ」は水分が多く、葉が柔らかで甘みがあります。それに対して、「冬キャベツ」は肉厚でしっかりしており、煮崩れしにくく、加熱すると甘みが引き立ちます(注2)

・相性の良い調理方法
「春キャベツ」は、生食用に向いており、サラダや付け合わせなどがおすすめです。一方で、「冬キャベツ」は、煮込み料理や蒸し料理など、熱を加える調理法に適しています(注2)

・選び方の違い
キャベツを選ぶ際は、葉の色が鮮やかでハリとツヤのあるもの、芯の切り口が白くみずみずしいものが理想です。さらに、「春キャベツ」はふわっと葉が巻いていて、弾力があるものが良く、「冬キャベツ」はぎっしりと葉の巻きが強く、重いものが良品とされています(注2)

2.春キャベツのおいしさを保つ保存方法

キャベツは生のままから炒め物や煮込み料理まで、幅広い料理に活用できる万能な野菜。しかし、一度に使い切れないことも多いものです。そのような場合、おいしさを保ちながら長く楽しむための保存方法を知っておくと便利です。みずみずしい春キャベツは、基本的には冷蔵庫の野菜室が最適です(注3)

・丸ごと
丸ごと保存する際は、傷みやすい芯をくり抜きます。その後、湿らせたキッチンペーパーを詰めて、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると、1週間ほど保存可能です(注3)

・カット済み
カット済みのものは、ぴったりとラップで包んで、できるだけ早く食べ切るようにしましょう(注3)

3.春キャベツの調理のポイント

生食がおすすめの春キャベツは、繊維に沿ってせん切りにすると、シャキッとした食感が楽しめます。一方、繊維に直角に切ると、より柔らかい食感に仕上がります。切ったキャベツは軽く水にさらして、しっかり水切りすることで、パリッとした食感を存分に味わうことができます(注3)。付け合わせやサラダに最適ですので、ぜひ試してみてください。
また、春夏関係なく、キャベツに含まれるビタミンCは、水に溶けやすく、熱に弱いのが特徴です。水にさらしたり、加熱する際は短時間に抑えたり、煮汁ごといただくと効果的です(注3)

4.春キャベツに、かつお節を合わせてみよう!

キャベツに含まれる「グルタミン酸」とかつお節の「イノシン酸」は、それぞれのうま味成分が組み合わさることで、相乗効果が生まれ、うま味が一層引き立ちます(注4)

さらにかつお節のうま味を活用すると、素材そのものの味を引き立たせることができ、少ない調味料でも料理をおいしくしてくれます。サラダなど生食がおすすめの春キャベツとかつお節を組み合わると、素材本来の味を楽しむことができるでしょう。

この記事の監修者

横川仁美

食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表
管理栄養士×お味噌汁レシピ研究家

管理栄養士を取得後、保健指導や重症化予防、ダイエットサポート、電話相談のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方の食のアドバイスに携わる。
現在は、コラム執筆・監修、レシピ作成、オンラインでのダイエットカウンセリングを中心に活動。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。HP: https://yokokawa-hitomi.com/