鰹節屋のヤマキがおすすめする、かつお節が活躍する料理を集めてみました!全国で活躍するかつお節を見てみよう!
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だし 山形県
なすやきゅうりなどの夏野菜を刻み、青じそやみょうがを加えて味付けした、野菜を生のまま手軽に食べられる料理。山々に囲まれ、夏は高温多湿になる地域で食べられ、農繁期のスピード料理としても親しまれてきた。現在もごはんにかけたり、そうめんや冷奴の薬味として食べられており、材料をアレンジした家庭独自のレシピも多く存在する。粘り気のあるオクラや山いも、納豆を加えたり、めんつゆやかつお節を加えてうま味を足すこともある。
「うちの郷土料理」(農林水産省) (https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/dashi_yamagata.html)をもとにヤマキ株式会社作成
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ごんじゅう 千葉県
豚バラ肉、油揚げを甘辛く煮付け、ごはんに混ぜ込んでおにぎりにした料理。古くから、八百万の神々が出雲の国に集まる旧暦10月に、安房国(千葉県館山市周辺)から出雲(島根県東部)へ向かう参拝者の安全を祈願して、出発する際に片手で食べられるよう作られた。現在は、千年以上続けられている秋祭りの鶴谷八幡宮例大祭「やわたんまち」の御輿担ぎの若衆に振る舞われる。かつお節を煮つけの際に入れたり、最後に混ぜ込む事で風味も楽しめる。
「うちの郷土料理」(農林水産省) (https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/gonjuu_chiba.html)をもとにヤマキ株式会社作成
鉄砲巻き 千葉県
しょうゆで味付けしたかつお節を具にした太巻き。名前の由来は、見た目が鉄砲に似ているため。のりの産地である富津市で、手早く作って食べられることから、漁師の携帯食やお弁当などとして年間を通して食べられてきた。「鉄砲巻き」と呼ばれる巻き寿司は全国に存在するが、多くはすし飯を使っている。一方で富津の「鉄砲巻き」はごはんを使用し、かつお節を具にする点がポイント。おかかおにぎりを細長くして片手でも食べやすくしたもの。
「うちの郷土料理」(農林水産省) (https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/teppou_maki_chiba.html)をもとにヤマキ株式会社作成
おろしそば 福井県
水でしめたそばに冷たいつゆをかけ、大根おろしやかつお節、ねぎなどをのせた料理。結婚式や仏事の〆料理、年越しそばとして食べられてきた。秋から新年に行われる仏事で、夜食としてもふるまわれている。昭和天皇が、大変おいしかった、とおっしゃったことから「越前おろしそば」として全国に広まった。県内では「出汁と大根おろしを別に入れる」「出汁に大根おろしを入れる」「出汁に大根おろしの汁を入れる」等、3種類の食べ方がある。
「うちの郷土料理」(農林水産省) (https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/oroshi_soba_fukui.html)をもとにヤマキ株式会社作成
しおかつおうどん 静岡県
西伊豆の伝統的な保存食「しおかつお」の焼き身をゆでたてのうどんにのせ、ねぎやのり、かつお節などをかけ、だししょうゆを絡めた料理。温泉玉子をのせる店もある。西伊豆は透き通った海や夕陽、カツオ漁で有名な地域。しおかつおとはカツオを丸ごと塩に漬けこみ、乾燥させたもので、現在ではこの地域でしか作られていない。縁起の良い食べ物としても親しまれている。しおかつおとかつお節、多様なカツオのおいしさを1杯で味わえる料理。
「西伊豆しおかつお研究会サイト」 (http://www.shiokatuo.com/about/)をもとにヤマキ株式会社作成
わさび丼 静岡県
ほかほかのごはんにかつお節と河津町特産の新鮮なおろしわさびをのせた、シンプルかつ味わい深い地元めし。美しい山々に囲まれた河津町は、静岡わさびの4大プレミアム産地の1つで、2013年にTVで取りあげられたことをきっかけに「わさび丼の聖地」として有名になった。その後、河津七滝温泉地区を中心に普及、現在は河津町内全域の飲食店や宿泊施設で振る舞われている。かつお節をたっぷりかけるのがポイント。刻みのりをのせるお店もある。
下記をもとにヤマキ株式会社作成 河津町商工会提供資料
漬物ステーキ 岐阜県
白菜の漬物を炒めて卵でとじ、かつお節をかけた料理。「漬けステ」の愛称で親しまれている。飛騨地方は寒暖の差が激しく、美しい水に恵まれていることから、白菜が名産。寒さが厳しい冬に向け、晩秋に各家庭では白菜漬けを大量に仕込む。凍った漬物を焼いて食べたことが、漬物ステーキの発祥といわれている。現在は、家庭や居酒屋で、おかずやおつまみとして食べられている。漬け方や作る人によって、少しずつ味わいが違うのもポイント。
「飛騨市公式観光サイト」 (https://www.hida-kankou.jp/gourmet/31/article/)をもとにヤマキ株式会社作成
きしめん 愛知県
厚さ1mm、幅7~8mmほどの平たいうどんを「きしめん」といい、県内全域で日常的に食べられている料理。うどんよりもつゆの味が染みやすく、しっかりした味付けが好きな県民の好みに合ったことが浸透した理由とされている。昔ながらの作り方では、つゆはムロアジとたまりで味付けしていたが、現在はだし汁としょうゆで作られることも多い。ゆでたきしめんに、別ゆでしたほうれん草と油揚げ、かまぼこをのせる。最後にかつお節を添えて完成。
「うちの郷土料理」(農林水産省) (https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kishimen_aichi.html)をもとにヤマキ株式会社作成
たこ焼き 大阪府
大阪名物「たこ焼き」の発祥には諸説あるが、一説では肉・こんにゃくを入れて焼いた「ラヂオ焼き」を改良し、タコを入れたことが始まりだといわれている。元々は生地にだし・しょうゆで味をつけ、何もかけずに食べていたが、戦後、ソースやトッピングをかけるようになった。現在はソースとマヨネーズ、青のり、かつお節をかけることが多い。あつあつのたこ焼きにかつお節をのせると湯気でかつお節が踊り、風味だけでなく見た目も楽しめる。
下記の書籍を参考にヤマキ株式会社作成 「暮らしと物価大阪百話」「大阪食文化大全」
赤こんにゃく煮 滋賀県
滋賀県近江八幡市の特産品「赤こんにゃく」をかつお節としょうゆやみりんで味付けした煮物。赤こんにゃくは三二酸化鉄(鉄分)で赤く染められており、煮ても脱色せず、健康的にも優れた食材。赤く染めた由来は諸説あり、一説では華やかなものを好んだ織田信長が染めさせたと言われている。現在では、家庭料理や冠婚葬祭、学校給食などの様々な場面で親しまれており、赤こんにゃくに調味料とかつお節のうま味が合わさった、味わい深い一品。
「うちの郷土料理」(農林水産省) (https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/aka_konnyaku_ni_shiga.html)をもとにヤマキ株式会社作成
いたどりの油炒め 高知県
高知県全域の山で採取できる山菜「いたどり」に、しょうゆや砂糖などの調味料を加えて炒めた料理。いたどりは一般的に4~5月に採れる新芽を食用としているが、塩漬けや冷凍にして保存するため、年間を通して家庭料理の副菜として食卓にのぼる。酸味とカリカリとした歯ごたえが特徴。県内で広く親しまれているが、家庭により様々なレシピがあり、使用する調味料が異なる。炒める時にかつお節を加えることで、うま味ゆたかな仕上がりとなる。
「うちの郷土料理」(農林水産省) (https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/itadorinoaburaitame_kochi.html)をもとにヤマキ株式会社作成
茶節 鹿児島県
湯のみにかつお節と麦みそを入れ、熱い緑茶を注ぐ料理。鹿児島県はかつお節や茶の生産量が多いことで有名で、特に薩摩半島南部の枕崎市・指宿市はかつお節の名産地として知られている。茶節はその地域を中心に伝わる郷土料理で、疲労回復や二日酔いの時に愛飲され、広く親しまれている。緑茶を注いでからしばらくおくと、かつお節のだしがでて、さらにうま味がアップする。好みでしょうがのみじん切りや刻みねぎなどを加えることもある。
「どんどん鹿児島」(鹿児島県農政部) (https://www.kagoshima-shoku.com/kyoudo/5011)をもとにヤマキ株式会社作成
かちゅー湯 沖縄県
「鰹湯」と書く沖縄県の伝統食で、たっぷりのかつお節とみそにお湯を注いで作るスープ。沖縄県はかつお節の消費量が全国の中でも多く、かちゅー湯は、独自のかつおだし文化を形成している沖縄県の家庭で古くから飲まれている。かつお節の香りやうま味をダイレクトに感じられるのが特徴。風邪や二日酔いの時に飲む人も多い。家庭によってアレンジレシピが多数存在し、梅干しやにんにくを加えたり、みそだけでなくしょうゆで作ることもある。
ヤマキ株式会社調べ