秋の味覚をかつお節で楽しもう!

さんまや栗、きのこ、さつまいも、新米など、さまざまな食材が旬を迎える秋。旬の時期においしくたくさん食べたいですよね。

実はかつお節は秋の味覚と相性が良く、旬の食材をよりおいしくすることをご存じでしょうか?

秋に旬を迎える食材と、かつお節を使って秋の食材をより楽しむ方法をご紹介します。

1.秋は食べ物がおいしい季節

『食欲の秋』の言葉のとおり秋はおいしい食べ物が多く出回る季節です。
秋に食べ物がおいしいと感じる理由としては、旬が関連しています。

秋になると新米が出回るようになり、ふっくらとしたご飯が楽しめます。さつまいもは、関東では10月始めから11月の始め、九州では9月終わりごろから11月終わりごろが収穫期です(注1)。ほかにも、栗は9月~10月に旬を迎えます(注2)

きのこ狩りで知られているように、野生のぶなしめじやまいたけ、なめこなども秋に発生し収穫されます(注3)

ほかにも、さんまは秋になるとオホーツク海から太平洋側に南へ移動します。秋は産卵をひかえているため、さんまに脂が乗っておいしくなります(注4)

このように、秋は食材が持つ自然のおいしさが引き出されるため食べ物がおいしく感じるのです。

2.秋の味覚とかつお節は相性抜群!

ご紹介した旬の食材を堪能するために、素材の良さを活かした料理を味わいたいですよね。

かつお節は簡単にうま味や風味をプラスすることができます。また、だしを使用すると素材のうま味を引き立てるだけでなく、味をひとつにまとめることができ、少ない調味料でもおいしくできます。

秋に旬を迎える食材をよりおいしく楽しむために、素材を活かしながら、料理にかつお節やかつおだしを取り入れてみましょう。

新米×かつお節なら…
つややかでふっくらとした新米のおいしさを味わうために、かつお節でシンプルに食べるのがおすすめ!
卵かけご飯:炊き立てのご飯にたっぷりのかつお節と生卵をのせて。
おにぎり :おにぎりの具材はもちろん、表面にまぶしたり混ぜ込んだりするのもおすすめです。

栗×かつお節なら…
ホクホクした栗は和食にぴったり。かつおだしでより華やかな一品に。
炊き込みご飯:栗の自然な甘味をかつおだしが引き立てます。
煮物    :かつおだし香る煮物で、ホクホクとした栗の甘味が楽しめます。

さんま×かつお節なら…
脂がたっぷり乗ったさんまをご飯や麺にも活用!さっぱりしたかつおだしがよく合います。
炊き込みご飯:かつおだしを使ってさんまを入れた炊き込みご飯に。
パスタ   :さんま入りの和風パスタやペペロンチーノにかつお節をプラス。

きのこ×かつお節なら…
うま味たっぷりのきのこと、かつお節の風味は相性ぴったり!
焼き浸し:香ばしく焼いたきのこをかつおだしに浸してシンプルに味わう。
鍋   :かつおだしを使ってきのこ本来のおいしさを堪能できるお鍋に。

さつまいも×かつお節なら…
甘いさつまいもは料理にもおすすめ。かつおだしを活用することでご飯に合う一品に!
煮物 :かつおだしを使ってシンプルな煮物に。
味噌汁:かつおだしでさつまいもの甘味を堪能できる味噌汁に。

秋の味覚と相性抜群のかつお節を活用して、食欲の秋をさらに楽しみましょう!

この記事の監修者

渡部 早紗

管理栄養士

管理栄養士を取得後、病院管理栄養士として献立作成や栄養指導に携わる。その後、学校給食関連の企業にて調理・衛生指導を経験。現在はフリーランスとして食や栄養に関するコラム執筆・監修・健康商材の広告制作を中心に活動し、言葉による健康発信を行う。