食材の無駄をなくそう!かつお節で冷蔵庫の余り食材を救出!

食品ロスとは、本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう食べ物のこと。

野菜などを冷蔵庫に入れたまま、使い切れなかったり、本当は食べられる部分を捨ててしまっていたり、多くの方が食品ロスを経験しているのではないでしょうか。

家庭での食品ロスや「もったいない」を減らしていくために、ちょっとした工夫で食材を有効活用する方法をご紹介します。

1. 1つの食材から複数のおかずを!

スーパーに行ってついつい野菜を買いすぎてしまったとき、食品ロスが発生しやすいです。
使い道が決まっていないと、そのまま冷蔵庫へ入れてしまいがちですが、数日で劣化して味が落ちてしまうことも…

「もったいない!」を防ぐために、1つの食材から複数のおかずを作りましょう。

家庭の定番レシピやついストック食材として買いがちなじゃがいも、キャベツ、卵などにかつお節を掛け合わせれば、違った味わいの一品料理ができあがります。

じゃがいも×かつお節なら…
サラダ:ポテトサラダにかけるだけで和風の「アレンジサラダ」に。
炒める:じゃがいもをかつお節とバターで炒めて「おかかバター炒め」に。
揚げる:じゃがいもをつぶして揚げて「じゃがチーズコロッケ」に。

キャベツ×かつお節なら…
サラダ:みじん切りしたキャベツや玉ねぎなどにかつお節とマヨネーズを合わせて「おかかコールスローサラダ」に。
レンジでチンする:キャベツとかつお節、しらす干しをチンすればお手軽「煮浸し」に。
仕上げ:いつもの「豚バラキャベツ」のひと工夫に。

卵×かつお節なら…
トーストする:パンにゆで卵、かつお節、マヨネーズをのせて焼いて「カツたまトースト」に。
焼く:ココット皿におかずカップを敷いて、卵とかつお節、粉チーズを入れて焼く、お弁当に便利な「卵のココット」に。
お湯を注ぐ:お椀にかつお節、味噌を入れて、卵を割り落とせば「即席味噌汁(かちゅーゆ)」に。

ひとつの食材でも、茹でたり、和えたり、炒めたり。ひとつの食材の調理方法や味付けを変えて作り置きすれば、翌日のお弁当や朝食のおかずにも活用できますよ。

食材の無駄をなくすことは節約にもつながるので、ぜひ試してみてくださいね!

2.使い切れない食材はその日のうちに冷凍保存がおすすめ!

葉物野菜の白菜やキャベツ、ほうれん草や小松菜などをはかさが多い食材であるため、使う料理を決めていてもなかなか一度に消費しづらいことも。煮物に便利な大根やにんじん、ごぼうなどの根菜類も、決まった料理にしか使わず、冷蔵庫で余らせてしまうことも。

そんなときは食材をカットして冷凍しておくと、いつでも使える便利なストックになります。冷凍の期間には注意が必要ですが、ちょっとした副菜やおかずの用意に活躍します。

ほうれん草や小松菜などは、茹でて冷凍庫へ。解凍してしょうゆをかけるだけで、お浸しへと早変わりします。かつお節をかければ、しょうゆとうま味の相乗効果でおいしさUP!
※うま味の相乗効果について

葉物野菜の白菜や水菜、根菜類の大根やにんじんを冷凍しておけば、秋冬の定番の鍋を食べるときにも手軽で簡単に作れますね。ちなみに11月7日は『鍋の日』。ヤマキが制定した記念日です。手軽に鍋を作ってこころも身体も温まりましょう。

3. 野菜は皮までおいしく調理!

野菜の皮をむくとき、厚めに剥いてしまったり、皮は食べられないと思って捨ててしまったりしていませんか?野菜の皮には食物繊維が多く含まれているので、丁寧に洗って調理すれば野菜を無駄にすることなく食べることができるのでオススメです。

例えば、丁寧に洗った大根や人参の皮をかつお節・めんつゆで炒めればきんぴらに!
炒める代わりにレンジでチンして、かつお節とめんつゆで和えるだけでも簡単に副菜が作れます。

食物繊維はおなかの調子を整えるうえで大切です。日々の食事でちょっとした工夫で献立に野菜をつかった料理をプラスしていきたいですね。

調理の際に出てしまう野菜の切れ端や芯の部分、ヘタ、皮などの野菜くずは、野菜だし(ベジブロス)として活用することもできます。

トマト・なすのヘタやねぎの茎が固いところ、玉ねぎの皮などを丁寧に洗って煮込んで、かつおだしと組み合わせれば、かつおだしのうま味と掛け合わさって、いつもと違った味わいのだしが期待できます。ぜひお試しください。

かつお節を使えば、これまでの「もったいない!」を減らすことができるかもしれません。
無理なく楽しみながら、日々の食卓で実践してみてくださいね。