

でも、実はお悩みを抱えている人が多数!?
みなさんのお悩みを
かつお節の持つパワーで解決すべく、
武庫川女子大学 本田先生のご協力のもと
研究・解析を行いました!
みなさんがどんなことで悩んでいるのか
調査してみました!

野菜炒めのお悩みは、「水っぽくなること」、「味付けがマンネリ化すること」、「シャキシャキに仕上がらないこと」なんですね。
たしかに、お皿に汁気が溜まって水っぽくなることが多いし、毎回同じ味付けになってしまいます。
このお悩み、かつお節で解決できないだろうか…。


調理条件:具材350gにかつお節3.5g添加(添加率1%)。
かつお節は「氷熟®マイルド削り」を使用。
撮影条件:調理後10分にて撮影。(ヤマキ調べ)
わぁ!全然違う!!
かつお節を入れただけで、こんなに水分が減るんですね!
ところで本田先生、そもそもどうしてこんなに水分が出るんですか?
野菜炒めを調理する際に水分が出てしまう主な理由は2つあります。
1つは、塩などの調味料によって、野菜や肉の細胞内に含まれる水分が外へ引き出されるためです。
もう1つは、加熱によって細胞内に含まれる水分が流出してしまうためです。
調味料を加えるのが早すぎたり、長時間炒め続けたりすると、野菜や肉から出てくる水分も多くなります。
野菜や肉の細胞内にはビタミンやミネラルなどの栄養成分も含まれているため、この水分には野菜や肉に含まれる水溶性の栄養成分が多く含まれている可能性があります。この水分に含まれている栄養成分を調べてみましょう。

調理した野菜炒めを60分間放置後に採取したドリップを測定まで冷凍保存したものを分析
カリウム・カルシウム含有量:原子吸光光度法で測定
ビタミンB1含有量:液体クロマトグラフ質量分析法で測定
ビタミンC含有量:高速液体クロマトグラフ法で測定
野菜炒めの水分には、色んな栄養成分が流出しているんですね。
カリウム、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンCは、それぞれどんな働きをする成分なんですか?
それぞれ以下のような働きをしてくれます。
- カリウム
- …細胞内の浸透圧維持や心臓・筋肉の機能を調整する働き
- カルシウム
- …骨や歯の形成や血液凝固、神経の興奮を鎮める働き
- ビタミンB1
- …糖質の代謝を促す働き
- ビタミンC
- …皮膚や血管、骨を強化する働きや鉄の吸収を促す働き
なるほど!
野菜炒めから出る水分には、私たちにとって重要な栄養成分が含まれているんですね。
かつお節を入れることで、これらの栄養もしっかり摂れると嬉しいですね。

グラフを見ると、かつお節を入れることで、芳ばしさ、うま味、コク、塩味、全体的な味のまとまりがアップしたことがわかります。一方で、野菜ならではの青臭さ、苦味、渋味が低減しています。
実際に食べた皆さんのコメントも見てみましょう!
かつお節は野菜炒めにうま味や芳ばしさを付与するだけでなく、そのうま味成分(イノシン酸やペプチド)による苦味抑制作用によって、野菜の苦味が低減したと推察されます。その結果、塩味を感じやすくなり、全体の味のまとまりが良いと回答した人が多かったのではないでしょうか。
かつお節の添加は、野菜が苦手な方や調味料を抑えたい方に特におすすめの調理法です。
いつもの野菜炒めにかつお節を入れるだけでおいしくなる上、野菜嫌いの人にとって苦味や渋味などが軽減されるのも嬉しいポイントですね。
味のまとまりが良くなるなら、いつもと違う野菜を使っても、かつお節を入れることでおいしい野菜炒めが作れそうです!
そして、野菜炒めのバリエーションが広がれば、マンネリ解消もできますね!
野菜炒めは比較的簡便で家庭で調理される頻度の高い料理ですが、おいしく仕上げるために水っぽくならない炒め方や味付けに苦労されている方も多いのではないでしょうか。
かつお節をプラスすることで、そのお悩みを少しでも軽減できるかもしれません。
かつお節を使った野菜炒めで、日々の食事に手軽でおいしい野菜料理を取り入れてみてください。
野菜炒め全体に火が通ったら
かつお節を加えて混ぜ合わせます。
お好みで仕上げにかつお節をたっぷりと!!

