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沖縄×かつお節 okinawa×katsuobushi

沖縄の美味 かつお節スポット探訪

「削りたて」の新鮮なかつお節が手に入ります!

「削りたて」の新鮮なかつお節が手に入ります!

那覇第一牧志公設市場 「松本商店」のかつお節

那覇市にある第一牧志公設市場は、戦後のヤミ市から続く沖縄で最も有名な市場のひとつ。色鮮やかな近海の魚介類やあらゆる豚肉、島野菜など沖縄料理に必要な食材は何でも調達できます。そのちょうど入り口に立つ「松本商店」は、かつお節を中心とした乾物の専門店。

広く一般的に知られているかつお節の「枯節」や、香りの強いかつお節の「荒節」をはじめ、多種多様な品揃えは沖縄ならでは。

一般客はもちろん、沖縄の料理人、料理研究家などの御用達ショップとしても知られている存在です。

那覇第一牧志公設市場 「松本商店」のかつお節

その場で削ってくれる香り豊かな花かつお

お店の方曰く、沖縄では、かつお節を買って自分で削る人は少ないそうで、ほとんどの人がかつお節購入時に店内で削ってもらいます。お店では、削り終わった新鮮な花かつおをその場ですぐに袋詰めにしてくれます。袋詰め1パックは約400gで、かつお節約1本の量。その新鮮さ、香りの良さから、ココでしかかつお節を買わない常連客もたくさんいるそうです。

  1. 沖縄でのかつお節削り作業1
  2. 沖縄でのかつお節削り作業2
  3. 沖縄でのかつお節削り作業3
  4. 沖縄でのかつお節削り作業4

やわらかいかつお節!?「なまり節」に注目!

様々な乾物が並ぶ店先で特に目を引いたのが、本土ではあまり見かけない「かつおのなまり節」。なまり節は半乾燥状態でまだ柔らかく、小さく刻んでポン酢につけて食べると酒の肴に美味なんだとか。沖縄ではかつお節を“だし”としてだけでなく、“食材”としても楽しむ文化を持っているのです。

やわらかいかつお節!?「なまり節」に注目!

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沖縄で今もかつお節が作られている貴重な工場
	伊良部島・奥原鰹節店奥原鰹節店(店舗) 宮古島市平良字西里992-17
	*工場は伊良部島、店舗は宮古島

沖縄で現在かつお節が作られているのは、県内でも伊良部島と池間島のみ。なかでも、創業60年以上となる伊良部島の奥原鰹節店は、「みゃーこぶし=宮古節」と呼ばれる独自のかつお節を今に伝える老舗メーカーです。

かつお本来の味と香りが生きる「宮古節」の魅力
かつお節といえば、硬い「本枯節」が有名。これはカビ付けを3〜6回も行って熟成させているものですが、沖縄県の人々は、本枯節よりも少し柔らかいかつお節を好むのが特徴です。
しかし、かつお漁と縁の深いここ宮古島の名物である「宮古節」は、カビ付けをする前の「荒節」から表面のタールを削った「裸節」と呼ばれるもの。削ると赤みが強く、生のかつおの香りが残る柔らかい食感です。

奥原鰹節店では、店内の削り機を使った削り立ての香ばしい宮古節を購入できます。


沖縄のかつお節産業が発展するにつれ、漁師たちの食生活の中で生まれてきたと考えられるなまり節。宮古諸島の他にも本島の本部町、静岡の焼津など、かつおが穫れる地域ではよく食されています。奥原鰹節店では、なまり節のほか、かつお南蛮漬けやかつお塩辛なども販売しています。
かつおが獲れる島だからこそ味わえる「なまり節」

宮古の人にとってのかつおは、お肉を食べるような感覚のものですね。炒め物に煮物、あえもの、サラダと何にでも使う。
日持ちするように宮古味噌とあえたり、いろんな食べ方をするんです」と語るのは、奥原鰹節店の奥原初江さん。
特にかつおが穫れるこの土地ならではの食べ方といえるのが、 かつお1匹を4つに割って釜で茹で上げた「なまり節」です。
ツナにも似た食感ですが、何しろ味わい深いかつおをまるごと茹でたものなので、そのまま食べても十分美味しいのが特徴。 煮物に入れたり、サラダに加えたりさまざまな用途がありますが、あまり日持ちしないので、できたてのなまり節は現地でしか食べられません。

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